| ①立爪リングのサイズを2番ちぢめます。ろう目(ロウ付け部分)の位置をルーペで見て確認します。すでにサイズ直ししてあることもあり、ろう目も1箇所でなく2箇所以上のこともあります。 |
| ②サイズ1番の長さは約1mmです。スケールにケガキ(コンパス部)をあて必要な長さに開きます。ここでは2番、すなわち約2mmの長さをとります。アタリを付けた所を基点としてケガキで線を入れます。 |
| ③アタリを付けた所とケガキの線跡にノコ刃を入れて地金を切っていきます。この時、力を入れて一気に切ろうとせず、ゆっくりと正確に切ります。 |
| ④腕の部分にキズがつかないように布や皮をあてがい、角のない丸いヤットコなどを使い、曲げていきます。片側を少しずつ曲げ、切り口どおしを合わせます。
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| ⑤合わせ目にアキがあったら、そこにノコ刃を入れて切り合わせ、完璧にします。 |
| ⑥ロウ付けをします。合わせ目にフラックスを少量つけ、ロウを置き、酸素バーナーで熱を加えてロウを流します。高温で瞬時に行うようにします。 |
| ⑦甲丸あるいは腹丸ヤスリで、ロウ付け部分を中心にリングの内側外側とヤスリをかけ余分なロウなどを削り取ります。この時ヤスリをかけすぎないよいうに注意します。 |
| ⑧芯金に入れて木槌で叩き整形します。あまり強く叩くと爪がゆるんで石が動いたり、腕が変形することもありますので軽く叩きます。 |
| ⑨荒仕上げです。油目ヤスリなどでさらに丁寧に整形します。腕の幅が狭くなったり、厚みが薄くならないように注意して作業します。 |
| ⑩丸棒や角棒(平角)に紙ヤスリを両面テープで接着し、仕上げていきます。紙ヤスリは400番から1200番位まで徐々に細かくしていきます。 |
| ⑪ヘラ(磨き棒)かけなどをして光らせます。ヘラには石鹸水などをつけながら作業します(K18の場合はヘラ工程は省きます)。 |
| ⑫ハンド・モーターやバフをかけて最終仕上げをします。外側のバフがけは、ロウ目とバフの回転方向に気をつけます。ロウ目が非常にでやすいのでロウ目に対して直角にバフをかけます。バフがけ後、洗浄して出来上がりになります。 |