鑑定書と鑑別書の違い
お客様より「鑑定書」と「鑑別書」の違いについてご質問がありましたので、本日はその違いについて申し上げたいと思います。
【鑑別書とは?】
鑑別書は、科学的に分析、検査し『その石が天然かどうか、宝石の種類、宝石に施されている処理の有無、またその処理について記載してある証明書』です。
鑑別書には、その石に対して「鑑別結果」・「透明度と色」・「カットの形状」・「重量・刻印」・「寸法」・「屈折率」・「比重」・「偏光性」・「多色性」・「蛍光性」・「分光性」・「拡大検査」・「エンハンスメント」の表記がされています。
また、書面には必ず発行者の名称と所在地が明記され、日本国内で発行される鑑別書には、通常写真が添付されます。尚、日本のルールでは、一般の鑑別書には価格、品質評価、産地名の記載は行われないことが規定されています。
【鑑定書とは?】
鑑定書は、『ダイアモンドの重量と品質のグレード(等級)証明書』である。現在のところダイヤモンドだけに発行されています。
天然ダイアモンドのルース(裸石)に対して、「カラット(重量)」・「カラー(色)」・「クラリティー(内包物)」・「カット(形)」のいわゆる4Cの表記がされています。
鑑定書も鑑別書と同様に価格は表記されておりません。
「いのうえ」では、「中央宝石研究所」の鑑定書、鑑別書作成も承ります。
(5250円~、納期約1週間)お気軽にお問い合わせ下さい。