鑑定・鑑別機関について
先日お客様より「鑑定書・鑑別書は、様々なところが発行しているけどどう違うの?」というご質問をお受けしました。
社会問題にまで発展した「ココ山岡問題」では、他の良心的な鑑定書と比較すると、2ランク、ひどいものでは3ランクもの品質の等級が下がるダイヤモンドが多くあり、業界に激震を与えました。
では、一体どこが発行した鑑定・鑑別機関が信用できるのでしょうか?
宝石の鑑定・鑑別機関は公的に認められたと思われる方が多いでしょうが、残念ながら民間の営利団体企業が運営しているのです。だからこそ、業界内での厳正中立なチェックが必要ですし、モラルが問われるのです。
信用できると業界内で認められる機関の目安としては、AGL(宝石鑑別団体協議会)と呼ばれる団体に加盟をしている機関です。
その中でも日本での二大メジャーと呼ばれる機関は以下の通りです。
【中央宝石研究所】
1970年設立。宝飾業界における国内最大手の鑑定機関です。 特にダイヤモンド鑑定においては国内最大のシェアを誇ります。ベルギーにあるヨーロッパを代表する鑑定・教育機関『HRD(ダイヤモンド・ハイ・カウンシル)』と提携していることでも知られます。 【AGTジェムラボラトリー】
ダイアモンドの4Cを考案した米国宝石学会GIA(:Gemological Insttitute of America)と提携し、GIAジャパンの鑑別部門となっています。 国内では最も鑑定・鑑別が厳しいと言われています。*ちなみに世界では「GIA」が世界基準となっております。 【真珠総合研究所】【真珠科学研究所】
また、真珠の鑑別機関では、多くの有名百貨店、 真珠専門店で信頼されているのは「真珠総合研究所」・「真珠科学研究所」で発行されている鑑別書になります。